廃液真空濃縮装置

工場から排出される廃液を、蒸留濃縮処理し、産廃排出量（外部委託処理費用）を削減させる装置です。

生産工程で発生する産業廃棄物は、外部委託として産廃業者に引取り処理してもらうため費用も多大に発生しており、工場から出る産廃量を少しでも減らすことがお客様の願いでもあります。
産業廃棄物の中でも、液体として排出される廃液をみると、殆どは含水率が９０％を超えています。その為、廃液中の汚濁成分と水分とを分離させることができれば、排出量を大幅に削減させることができます。

よって、廃液を、真空下で蒸留濃縮処理し、排出量削減による環境対策と処理コスト削減を実現すると共に、熱源として、分散化発電であるコージェネレーションシステムの排温水を有効利用する小型の真空濃縮装置を、2002年開発し商品化しました。

処理状況に応じ、蒸発能力50Ｌ/ｈの蒸留釜を3缶（150L/h）まで容易に増設可能なシステムです。

プレート式蒸発器（産業廃棄物の減容及び、有価物の回収）

※小型から大型まで個別設計いたします。

多彩な蒸発動作モード

クリーンな流体、汚れの付きやすい流体、発泡性の高い流体まで、幅広く各運転モード（ワンパス運転、サーモサイフォン運転、缶内フラッシュ運転）にて対応します。

膜分離

メンブレンは、UF・RO等、種類材質も多彩、目的に応じて、スパイラルエレメント、プレート&フレーム(平膜）をご用意。

※スパイラルエレメントは、当初、水処理に限定して開発されましたが、
　 今日では低粘度の排水に対しても一般的に使われている膜です。

デカンタ（工場排水、無機・有機汚泥の脱水）

従来型に比べ、分離性能を格段に引き上げ、制御変数全体を改善することで40％の省エネを実現。

遠心分離機

各種廃液からミクロン単位の微細なスラッジや混入油分の除去。

空気熱交換器

遠隔監視システム